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- デフォルトのWebブラウザをGoogle ChromeからBraveに変えた話
- 以前にも少し話したと思うが、ネタになりそうだったので改めて記事として書き起こした
- Chromiumベース
- 高品質な広告とトラッキングのブロッカーを標準で組み込んでいる
- ユーザが能動的に広告を観ることを許可するとBAT(Basic Attention Token)という仮想通貨が貰え、ユニークなインセンティブ設計がされている
- ソースコードも完全に公開されている: https://github.com/brave
- ブラウザで大量のWebページを開いたままにしているので、それなりにメモリを使っている
- その上で、大量のトラッカーや広告にリクエストを飛ばすWebページ(e.g. Speaker Deck)を開くと、表示がかなりカクついてストレス
- PCのスペックが高ければそれでも問題ないはずだが、悲しいことにそこまで高くないため、対策を決意
- そもそもの話として、Chrome拡張として導入できる高品質なアドブロッカーであるuBlock Originが非サポートとなり、他のアドブロッカーを暫定的に導入したが、ブロック範囲が不完全であったことや、アドブロッカー自身がかなり頻繁に有料プランの案内をしてくるので不快(マネタイズが難しい領域だと思うので仕方ないと言えば仕方ない)ということもあった
- Chromiumベースで使用感がそこまで変わらず、かつ、ブラウザ本体に高品質なアドブロッカーが組み込まれているBraveを採用
- Chrome拡張はほぼそのまま利用可能
- ブックマークはインポート/エクスポート可能
- JSの開発者兼Mozillaの共同創業者のブレンダン・アイクが創設
- ※ 厳密には前身であるNetscapeにおけるLiveScriptの開発
- 2015年に創設
- 過剰な広告やトラッキングによる高速性やプライバシーの低下を問題視し、開発を開始
- Brave Shieldsという名前でBraveに組み込まれているアドブロッカー
- uBlock Origin等の他の高品質なアドブロッカーを参考に、独自に開発している
- GoogleやDuckDuckGoを初め、有名どころは一通り選択可能
- ※ Chromeもある程度、選択可能
- 初めはプライバシーを重視したDuckDuck Goを使っていたが、検索結果に馴染めず、Googleに戻した
- ちなみにGoogleを使う場合でもGeminiはバンドルされないので少し不便
- Brave Rewardsとして提供されている
- Braveが提供する広告を閲覧することでBraveが開発した仮想通貨であるBAT(Basic Attention Token)を獲得できる
- Ethereum上のERC-20トークンとして実装されている
- BATを特定のWebサイトの運営者やYouTuberにチップとして送金する機能もある
- ただし、広告を観るだけでは月間数十円〜数百円が関の山で実用的な金額を得るのは難しいのが現状
- 慣れるまで意外と時間がかかる
- タイトルがタブにしっかりと表示されるのでタブを探す時間が削減されるのがメリット
- その分、表示の幅は広くなるため、モニタが小さいとコンテンツの領域を
- 圧迫して辛いかもしれない
- Web 3で利用するようなウォレット機能がブラウザにデフォルトで組み込まれている
- MetaMaskをはじめとして様々なウォレットを利用可能
- Brave VPNとして提供されている
- 有料機能(月額$10程度)
- 日本に住んでいるとあまり利用することはないかもしれない
- 「Tor接続のプライベートウィンドウ」として提供されている
- ちゃんと使いたいならTor Browserを導入したほうが良い
- Brave Leoという機能として提供されている
- チャットベースのAI
- 有料プランでないとあまりまともなLLMは利用できない印象
- かなり快適なWebサーフィンライフを送ることができているのでオススメ
- Arcは開発終了してDiaというAIファーストなWebブラウザを開発しているらしいのでこちらの動向にも注目していきたい
- 昨今、ブラウザの多様性が失われていっているため、(Chromiumベースではあれど)こういった尖った思想を持つWebブラウザが存在することは喜ばしい